仙台市議選-ネット選挙「空中戦」最盛期。一番RTされたのは「あの人」のツイート

   

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8月16日(金)に告示日を迎えた仙台市議会議員選挙(8月25日投開票)。お盆期間が明けた現在、市内各地で激しい舌戦が繰り広げられている。しかし、白熱した戦いが繰り広げられているのはそのような「陸上戦」だけではない。TwitterやFacebookといったSNS上での「空中戦」も、過去最大となる激しい戦いが繰り広げられている。仙台市議選でのSNS活用状況を Twitterのハッシュタグ「 #仙台市議選 」を中心に、各政党や候補者の訴えの波及状況の調査を行った。

<調査方法>

告示日16日(金)~20日(火)までにハッシュタグ「 #仙台市議選 」をつぶやいたツイートを対象に調査を行った。リツイート数については①Twitter公式ツール、関連ハッシュタグ、上位インフルエンサーについては②ハッシュタグ調査ツール「Hashtagify」を活用した。

SNSはリベラルが強い

はじめにハッシュタグ「 #仙台市議選 」の調査結果を総括すると、リツイート数や一緒につぶやかれたハッシュタグ数、人気アカウントの順位など調査を実施した3項目すべてで、自民党・公明党などをしのいで立憲民主党といったリベラル寄りの勢力が最も影響力を発揮する結果となった。これはリベラル勢力がインターネット選挙が解禁した黎明期からSNSを活用して情報発信を行っており、組織内でアカウント運用のノウハウが蓄積されていたものと考えられる。今年7月の参院選で、石垣のり子参議院議員は20~70代の幅広い層から支持を得て当選したが(7月21日実施の共同通信・出口調査)、TwitterやFacebook、InstagramのほかLINE@等を活用し、様々なSNSを活用したことが、幅広い年代に支持を拡大した一因とみられる。

「#仙台市議選」と一緒につぶやかれたハッシュタグ

仙台市議選 ハッシュタグ 立憲民主党

ハッシュタグ「 #仙台市議選 」と一緒につぶやかれたハッシュタグ上位10位。立憲・共産陣営などリベラル系の政党や、参院選で当選した石垣氏の名前があわせてつぶやかれた。

ハッシュタグ「 #仙台市議選 」と合わせてよくつぶやかれたのは、それぞれの選挙区名や地域名のほか、「 #立憲民主党 」「 #共産党仙台 」といった政党名が多くなった。その他にも、参院選で当選した石垣のり子氏や、各候補の街頭演説のもようをPRする立憲民主党の鎌田さゆり氏といった議員・政党関係者の名前もハッシュタグ化してよくつぶやかれた。

「#仙台市議選」のインフルエンサーは?

仙台市議選 鎌田さゆり 石垣のり子

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ハッシュタグ解析ツール「Hashtagify」で計測した、Twitter上でハッシュタグ「 #仙台市議選 」をつぶやいたアカウントのうち、最も影響力が大きいアカウント上位10位を「インフルエンサー」として紹介する。この影響力は、このハッシュタグを使ってのツイート数、リツイート数やいいね数、そしてフォロワーなどのリーチ数に基づいて計算される。

この期間で最も影響力が大きかったアカウントは、17万人ものフォロワーを抱える立憲民主党公式アカウント(@CDP2017)で、179,560件のリーチや反響を生んだ。次いで立憲民主党宮城2区総支部長の鎌田さゆり氏(@sayu4018)が、フォロワーが約3,500人にも関わらず、多くのリツイート・いいね数を獲得し、合計96,644件のリーチや反響を生んだ。(これは鎌田氏が選挙期間中1日約40件のツイートをつぶやき、そして通算800回のリツイートを獲得し、フォロワー外にもつぶやきが拡散したためとみられる。)

その他にも、宮城県での政党関係者では、石垣のり子参議院議員(@norikorock2019)が7,526件、日本共産党仙台市委員会(@sendaijcp)のアカウントが5,062件のリーチや反響を獲得し、それぞれトップ10にランクインした。

一方で特徴的なのは、議員や政党関係者以外にも、一般の政党支持者が多数ランクインしたことだ。日常的に候補者の活動模様に関する動画や写真をリツイートしたり、自身の意見を述べたりするアカウントが、潜在的なファンを獲得し、議員や政党関係者を超える影響力を持つようになっているとみられる。

いちばん拡散されたツイートは?

ハッシュタグ「 #仙台市議選 」の最大リツイート規模は200リツイート前後。最もリツイートされたつぶやきとなったのはいずれも立憲民主党の枝野幸男代表の来仙に関するつぶやきとなった。

枝野代表に関しては、告示日の16日(金)頃から18(日)来仙で調整がされており、そのような前評判を踏まえて街頭演説の日程が認知されていたり、あるいは街頭演説のもようを録画した動画が仙台のみならず全国の支持者に広げられたと考えられる。

枝野代表の来仙に関しては、告示日の16日(金)頃から政党関係者の間で情報交換がされていた

自民、無所属候補者の動向は?

一方、支持団体固めがこれまでの選挙戦の中心だった自民など保守系の勢力は、SNS上の広報で一歩出遅れているようだ。今回、自民党が公認・推薦する全ての候補者がTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを所有しているが自民党宮城県連公式HP、Facebookは支持者を中心に数十~数百件の「いいね!」を獲得している候補者もいるものの、Twitterなどによる支持者外への波及という点においては一歩出遅れている感は否めない。無所属の候補者もSNSでの広報戦略に関しては手探りで、目立った成果を上げている候補者は今の所見受けられない。仙台市議選も既に折り返し地点、引き続き候補者の情報発信に注目していきたい。

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